ヴリクシャ/ロノール海岸


【セリア】
フーッ、やっと火山を抜けたわね。

うーん、海風が気持ちいい♪

火山で汗ダクになっちゃったし、
ひと泳ぎしたい気分ね。

【ルジーナ】
気を抜いてんじゃねーよ。

それに、誰もお前の水着姿なんざ
見たくねーって前も言っただろ?

【セリア】
イチイチ、うるさいわね!

誰も水着になるなんて言ってないでしょ!

あ、それともルジくん。

私の水着姿を想像しちゃって照れてるの?

【ルジーナ】
このバカ女!

ぶっ飛ばされてーのか!

【カル】
ホラ、お前ら止めろって。

また、オルモンド火山の時みたく
戦う前に疲れちまうぞ。

【パリス】
本当に止めて。

私もこれ以上、不快な気分に
なりたくないわ……。

【ティリス】
○○○○(ユーザー名)
やっぱりみんなと一緒だと元気出るね♪

【???】
全員そろっているようだな。

【カル】
この声は!

【ルジーナ】
ケッ、早くもお出ましかよ!

【ザーグ】
人間たちよ。
貴様たちは何のためにこの地を前に進む。

【セリア】
そんなの決まってるでしょ!

アフラ・ディリスを倒すためよ!!

なるほど。
未だ真理に目覚めぬか。

人とはやはり愚かな生き物だな。

いや、だからこそ神が導く必要がある
ということか。

【カル】
いや、あんたに導いてもらう必要はないぜ。

俺らを導いてくれる神様は
もう側にいるんだからな。

【ティリス】
カルくん!

【ザーグ】
堕神の下僕如きと我を同一に扱う愚かさ。

不快とはいえ、今は許そう。

我はまだ貴様たちに真実を
話していないのだからな。

【カル】
そういえば、この前はその真実とやらを
聞きそこなったんだったな。

【ザーグ】
否。

ここでは再度邪魔が入る可能性がある。

人間たちよ。

我はお前たちのために
天空殿タラールへの道を開いた。

そこに人間のみで来るがいい。

その時、我はお前たちに真実を伝えよう。

貴様たちが四堕神と呼ぶ神々の真実をな。


【ルジーナ】
チッ、また勝手なこと言って
消えちまいやがったか。

【ティリス】
…………。

【セリア】
ティリス!
そんな顔をしないの!

そんな見え見えの罠に
飛び込むわけないでしょ!

【カル】
いや、罠とは限らないぜ。

俺らを罠にかけるようなタイプじゃ
ないみたいだからな。

まあ、だからといってヤツの
誘いに乗るつもりはないけどな。

【パリス】
ティリス様。

何があろうと我々インペリアルガードは
あなた様の味方です。

気にせずアフラ・ディリスを
目指しましょう!

【ルジーナ】
ヤツの誘いに乗るかどうかは知らねーが
天空殿タラールはどうせ通り道だ。

女神さんを置いていくかどうかは
その時の気分で決めればいいさ。

【セリア】
あんたはまたそういうことを!

【パリス】
本当に下品な男ね。

【ルジーナ】
俺様の頭はお前たちとは
デキが違うんでな!

カル!
お前も本当はわかってるんだろ?

ザーグの誘いに乗るのも悪くないってな。

【カル】
そういう案があるのは否定しないが
俺はそれを選択するつもりはない。

【ルジーナ】
ケッ、だからテメーは
ムカつくんだよ。

【セリア】
なによ!
どういうことよ!

【ルジーナ】
おい、カル!
このバカにお前から説明してやれ!

【カル】
フーッ、まあ話すくらいならいいか。

女神さん、最初に言っておくけど、
これはあくまで案なだけで

実行するつもりはないから安心してくれ。

えー、あれだな。

ザーグは、俺たちに真実ってのを話した後、
すぐに何かを選択させることはないと思う。

それは、今までの言動からも推測できる。

だったら、まずは天空殿タラールで
ヤツの話だけでも聞いて

別の機会にあらためて
ヤツの誘いを断るって感じかな。

【セリア】
……ルジーナが考えそうな
小狡いアイディアね。

【ルジーナ】
テメー!
叩き潰されてーのか!

【カル】
まあ、やっぱり罠の可能性が
ないわけじゃないし、

ザーグの話が有益な情報じゃない
可能性も高いから

俺はヤツの話を聞く必要はないって
判断してるよ。

だから、ホラ!

女神さんもそんな顔してないで
先に進もうぜ!

○○○○(ユーザー名)

お前もなんか言えって!

【ティリス】
カルくん、ありがとう!

私、また変な顔しちゃってたかな?

せっかくのプリティな顔が
台無しになっちゃうね。

よし、笑顔!笑顔!

【セリア】
無理しちゃって……。

○○○○(ユーザー名)

あんたも黙ってないで
出発のかけ声でもしなさいよ!

もう!
そこで言い淀まないの!

いいわ、私が言う!

みんな、いくわよ!

しゅっぱーーーーつ!

激戦海岸

ティリスは何かを悩んでいる様子だ。
みんな、ティリスを信じると言っているのに、どうしたのだろう?
少し心配だ。

消費体力:15 バトル数:9 獲得経験値:4150
ラスボス:怪魚ピラフル×4

深淵の海竜

足音に驚いたのか、時々小さな蟹が飛び出す。
波に洗われる岩場は、用心しながら歩かなければ、足を滑らせてしまいそうだ。

消費体力:15 バトル数:9 獲得経験値:4250
ラスボス:海竜マルナパリス、殲滅帝イェーガ、黒き氷花エリス

水精恋歌

さざ波の音に歌声が混じる。
あれは、水の精霊の歌う魔性の音色だ。
強敵ではないが、戦いの準備は怠らないようにしよう。

消費体力:16 バトル数:10 獲得経験値:4550
ラスボス:水妃精メルティア×2

波濤の競演

岩場を抜けると開けた砂浜が広がっていた。
2人の英雄の放つ、大海の覇気と、輝氷の意志がこちらを迎え撃つ。

消費体力:17 バトル数:10 獲得経験値:4850
ラスボス:大海神メザ、氷輝女神セレナ

抑え込む力

前方にそびえる崖が突如動きだす。
崖だと思ったそれは、どうやら敵だったようだ。
あれを倒さなければ先には進めない。

消費体力:18 バトル数:11 獲得経験値:5150
ラスボス:氷塔楼ダルナ・テスラ

筆者のひとりごと

カル、セリア、ルジーナ、パリスの気持ちは完全に固まっているようですが、ティリスだけが何かに迷ってるというか、悩んでる感じの今回のストーリーです。

そしてザーグは、相変わらず召喚師たちを味方に引き込もうと画策しているようです。

それも騙して取り込もうというのでは無く、召喚師たちが理解するまで何度でも話て気させようというスタンスで、それでもダメならいつでも召喚師たちくらい倒せるといった余裕も感じられます。

四堕神を三柱も倒した主人公(ユーザー)はもちろん、異界の神々をそれぞれ倒した召喚師たち、自分の駒にすれば十分な戦力になるし、それがダメでも倒してしまえば相手の戦力は大きくダウンするという事なのでしょう。

これまでの神徒(ゼブラ、メア)もそうでしたが、ザーグは自分の強さに絶対的な自信を持っているようですね。人間なんか相手にならないと……

この先召喚師たちが、どういった選択をするのかわかりませんが、とりあえずは天空殿タラールを目指しましょう。

地名が出てきたんだから、まさか行かないという選択はないと思いますよ。

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