【ティリス】
ここが光の街ラナーラ?
随分と変な雰囲気だね……。
【???】
それは、この都市が遥か昔に
不幸な滅び方をしたためです。
【パリス】
エ、エリオール様!!
ど、どうしてこちらに……。
【エリオール】
女神様、お待ちしておりました。
少し、あなたとお話をさせて
いただきたいと思いまして。
【ティリス】
私と?
【エリオール】
はい。
ルシアス様のお考えについてです。
【ティリス】
ルシアス様の?
【エリオール】
はい。
ここ、光の街ラナーラは、
異界の技術を利用し
夜も輝き続ける美しい街でした。
しかし、人々は愚かにも富を
自分たちの元に集中させようとします。
その結果、まず最初にアルナケイドの
国王軍が各街へ進軍を開始します。
しかし、これは各街が協力し、
ダンラードの砦を築くことで防ぎました。
これでラナーラは平和になると
思われたのですが
各街の人々は、アルナケイドとの戦いで
それぞれの力を知ることとなりました。
そして、それに脅威を感じ、
己の力に取り込もうと考え始めたのです。
こうして、まず最初に古の森にあった
街が滅ぼされた。
この街については現在、名前すら
残っていません。
光の街ラナーラは異界の技術を兵器に転用し
アルメリアを一気に滅ぼします。
しかし、この光の街も
最後は滅びてしまいます。
アルナケイドの生き残りが呼び出した
異界の神の力により……。
結果として、この国は神々に襲われる前に
滅びることとなります。
これだけ美しい街を築き上げながらも
人の心は汚れていたということでしょう。
【ティリス】
…………。
【エリオール】
申し訳ありません。
前置きが長くなってしまいましたね。
ルシアス様は、人間たちのこのような
愚行を知った上で、
なぜ人を救おうとしたのでしょうか?
自らの欲望を抑えられず
同族で戦い続ける。
人間である私ですら嫌悪を感じる
時があります……。
【ティリス】
う~~ん。
ルシアス様の真意は私もわからない。
でも、これだけは言えると思うよ。
人間には嫌な人もいるけど、
素敵な人だっていっぱいいるでしょ♪
私は、カルくんもセリアもルジくんも
グラ爺もパリスもみんな大好きだよ!
もちろん、○○○○(ユーザー名)もね♪
そんな人間を滅ぼすなんて言ったら
やっぱり反対したくなるんじゃないかな?
【パリス】
ティリス様……。
【エリオール】
そのお言葉、同じ人間として
非常に嬉しく思います。
しかし、お言葉ですがティリス様。
ティリス様が好きなその人々を
同じ人間が傷つける可能性もあるのです。
それについてはどうお考えですか?
【ティリス】
それは別にどうも考えないよ。
だって、人間だけじゃなく、魔物にだって
傷つけられる可能性はあるでしょう?
そもそも、今、○○○○(ユーザー名)たちを
危険な目にあわせているのは
私たち神々だし。
同族同士で、とかそんなのは
関係ないんじゃないかな?
ようは、好きか嫌いか、
それだけだよ!
私たち神同士だって、
今はこうやって戦ってるしね……。
あ、ゴメンね。
これは私の考えで、
ルシアス様がどう考えているかは
私なんかじゃ想像もできないかな。
【エリオール】
いえ、慈悲深いお考え、
非常に心に響きました。
ルシアス様やティリス様が望む世界に
グランガイアを導けるよう
私たちも微力ながら
尽力させていただきます。
【ティリス】
い、いや、
そんなにかしこまらないでよ~。
パリスからも何か言って~。
【パリス】
いえ、私も今、ここで
ご一緒できていることに感謝しています。
【ティリス】
パリスのいじわる~~!
○○○○(ユーザー名)!
もう先に進もう!
ね!ね!
それじゃあ、パリスも行くよ~!
エリくん、今度はもっと
楽しい話をしようね♪
【エリオール】
フフッ、随分と面白い女神様だな。
ルシアス様も苦労しているのではないか?
【黒の隠者】
あの者はあれでいい。
あの者だからこそ人は惹かれるのだからな。
【エリオール】
なるほど。
そういった考え方もできるか。
では、私たちは私たちなりに
動くとするか。
ルシアス様のご意思に従ってな……。
戦いの才媛
廃墟となった今でも、この街には常夜灯の明かりが残され、墓標のようなガラス張りの塔を照らしている。
不思議な光景だ。
不思議な光景だ。
消費体力:15 バトル数:9 獲得経験値:4000
ラスボス:闘神姫ヨハネ、閃烈姫ミラ
守り抜く者
異界ではこの街のような光景が普通なのだろうか?
そういえば、この街を滅ぼしたという異界の神はどうなったのだろう?
そういえば、この街を滅ぼしたという異界の神はどうなったのだろう?
消費体力:15 バトル数:10 獲得経験値:4150
ラスボス:聖騎神ウィル、GS-1000B×2
光の圧迫
この街の外れにある洞窟、そこを抜ければアルナケイド城に辿り着けるそうだ。
きっと強力な敵が待ち受けているに違いない。
きっと強力な敵が待ち受けているに違いない。
消費体力:16 バトル数:10 獲得経験値:4450
ラスボス:十翼天聖メルキオ、銃神ハイト、聖槌神ルナ
立ち塞がる正義
常夜灯に照らされた道を進むと、大きな広場に出た。
珍しく緑のあるこの場所には、断罪の剣と竜の咆哮が待ち受けていた。
珍しく緑のあるこの場所には、断罪の剣と竜の咆哮が待ち受けていた。
消費体力:16 バトル数:10 獲得経験値:4650
ラスボス:覇竜ラメルダリア、神姫セフィア
秩序の番人
街外れの門の前に白い姿が見える。
あれは伝説に語られる白き獣だろう。
秩序の番人の力に立ち向かわねばならない。
あれは伝説に語られる白き獣だろう。
秩序の番人の力に立ち向かわねばならない。
消費体力:17 バトル数:11 獲得経験値:4850
ラスボス:光の覇神アイム、百輝獣ホワイトレブラ
筆者のひとりごと、
今回はエリオールが中心になってストーリーが進んでいきます。
突然、登場したエリオールはラナーラが如何にして滅びの道を歩んだのかを引きあいに、神々と人間との大戦時になぜルシアスが人間を助けようとしたのか、その真意を聞き出そうとします。
これにティリスは「ルシアス様の真意は私もわからない」と前置きした後、「好きだから助けたい」と簡潔明瞭な答えを示します。
これにはさすがに堅物のパリスもグッときたようです。
ここまではハートフルなお話なのですが、最後に黒の隠者が出てきたところで、私の頭の中には「?」がいっぱいになってしまいました。
黒の隠者の話ぶりだと、黒の隠者はティリスのことを知っているようだし、エリオールと黒の隠者のやり取りからすると、黒の隠者はルシアスの神徒なのかなと思えてきます……
でも以前、エンセルビスのガディラン峡谷で、カルデスの神徒ゼブラと親しげに話している黒の隠者の姿もありましたし……
黒の隠者っていったい何者なんでしょう?こいつが大きなカギを握っているような気がします。
ルシアスサイド、四堕神サイド、そしてエリオールサイドを股に懸けるトリプルスパイとか……
先に進んで行けば、いずれ明かされるのでしょう。
いまは先ずアルナケイドを目指して進むことにします。
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